ICSDオンラインセミナー2025
2025年1月24日(金)
ドイツ FIZ Karlsruhe が提供しております無機結晶構造データベース ICSD は、以前より世界中の多くの無機化合物の研究者に広く使われてきた、定番のデータベースです。最近では、マテリアルズ・インフォマティクス (MI) を利用した材料開発においても、高い信頼性を誇る ICSD の結晶データが注目されています。さらに、API によるデータの大量ダウンロードも可能となっており、ICSD を活用した MI 研究の事例が多数報告されています。
今回、ICSD を使った研究事例を実際のユーザにご紹介いただく、弊会初の ICSD オンラインセミナーを、以下の通り開催いたします。ご参加をお待ちしております。
開催概要
日時 | 2025年1月24日(金) 15:00 - 16:45 |
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形式 | オンライン (Zoom webinar) |
主催 | 化学情報協会 |
協賛 | 日本結晶学会、触媒学会 |
参加費 | 無料 (事前登録が必要です。ICSDユーザ以外の方もご参加いただけます。) |
セミナー内容
時間 | 内容 |
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15:00 ~ | ご挨拶 (化学情報協会) |
15:05 ~ | データベースと機械学習を活用した新規光触媒化合物探索 原嶋 庸介 先生 (奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 物質創成科学領域 准教授) 水分解光触媒は光エネルギーを水素エネルギーに変換する材料で、カーボンニュートラルの社会実装に向けた取り組みが進められている。本講演ではさまざまな化合物の触媒活性データを使って機械学習モデルを構築し、ICSDに収録されている化合物の中で触媒活性のわかっていないものの中から有望なものを探索し、実際に合成および性能評価の実験を実施した事例について紹介する。 |
多面体に基づく結晶構造デザイン 横山 智康 先生 (パナソニック ホールディングス株式会社 GX本部 リードリサーチャー) 結晶構造は材料物性に強く影響を与える根源的なパラメータである。結晶構造デザインにより所望の物性を満たす材料を創出するために、我々は結晶構造の最小要素としての多面体に注目した。本講演では、配位多面体解析と第一原理計算によりICSDに収録されているイオン結晶をスクリーニングすることで、高イオン伝導度を発現する新たな結晶構造群を見出した事例について紹介する。 |
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16:35 ~ | クロージング (化学情報協会) |
申込方法
- 下のお申し込みフォームよりご所属、氏名、メールアドレス等の必要事項をご記入の上、お申し込みください。
- フォームにお申込みいただくと、自動返信メールでZoom webinar登録サイトをお送りします。
- 届いたメールから、そのまま引き続きZoom webinarにご登録をお願いいたします。
- Zoom webinarへのご登録を完了しますと、Zoomリンク情報が自動返信メールで届きます。
- 当日はメール中のURLをクリックして、Zoom webinarにご参加ください。
申込締切
2025年1月22日(水)
問合せ先
化学情報協会 科学データ情報室
電話:03-5978-3622
個人情報の取り扱いについては、こちら。