CAS SciFinderⁿ - Reaction 検索結果を RTF 形式でダウンロード可能に、物質の実測物性値の収録拡大など

CAS SciFinderⁿ で下記の強化が行われました。

Reactions 検索結果が RTF 形式でダウンロード可能に

Reactions 検索の結果を RTF 形式でダウンロードできるようになりました。RTF 形式は編集可能なファイルのため、反応検索の結果を後処理したい場合にお勧めのファイル形式です。

物質の実測物性値の収録拡大

物質の実測物性値の収録が拡大されました。新しい物性値として相転移温度、相転移エンタルピー、熱力学的性質 (生成エンタルピー、生成自由エネルギー、熱容量) 、解離定数 (K_a, K_b) などが含まれます。

Substances のダウンロード結果に文献数、反応数、サプライヤー数を表示

Substances の回答をダウンロードすると、文献数、反応数、サプライヤー数が含まれるようになりました。
これにより、物質がどの程度の文献や反応中に利用されているか一目で確認できます。

構造作図画面の大きさの変更が可能に

構造作図画面の右上に、画面を最大化するためのアイコンが追加されました。
アイコンをクリックすると、ブラウザウィンドウのサイズに合わせた最大の大きさで構造作図画面が開きます。恒久設定のため、作図画面を閉じても設定は保持されます。
この強化により、構造作図画面が常に大きく開くようになり、より使いやすくなりました。

2023 年 10 月 27 日追記
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マッピングを指定した反応検索で多段階反応がヒットするように

反応質問式を作図して Reactions 検索する際、生成物と反応物の原子の対応づけ (マッピング) をすることができます。
これまでは、マッピングを指定した反応質問式では一段階反応のみがヒットしていましたが、このたびの強化により多段階反応もヒットするようになりました。

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今回の強化についての詳細は CAS SciFinderⁿ の What's New > 2023 > October 9, 2023 をご覧ください。