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CAS SciFinderⁿ - 作図したフラグメントを R グループに指定可能に、反応検索関連の強化など

2022年12月16日(金)

SciFinder

CAS SciFinderⁿ で下記の強化が行われました。

作図したフラグメントを R グループに指定可能に (CAS Draw)

R グループメニューでは、1 つのノードに複数の原子、ショートカット、可変原子を指定できますが、このたび作図したフラグメント (部分構造) を R グループに指定できるようになりました。

  1. R グループに含めたいフラグメント (部分構造)を作図します
  2. 作図画面左側にある Fn アイコン (Assign an Attachment point) をクリックし、作図したフラグメントの結合点を選択すると F 番号が付与されます
  3. 作図画面左側にある R グループアイコンをクリックし、R-Group Definitions で Fragments から含めたいフラグメントを選択します
反応検索関連の強化
反応検索の結果を反応タイプでグルーピング可能に

反応検索の結果のグルーピング機能 (Group by) に Transformation (反応タイプ) が追加され、反応タイプごとに回答を表示できるようになりました。一段階反応について目的の反応タイプに絞って回答を確認できるので、効率的に反応情報を見ることができます。分類されなかった一段階反応と多段階反応は、リストの一番下に表示されます。

反応検索の結果を所属機関で限定可能に

反応検索結果のフィルターに所属機関 (Organization) が追加されました。反応検索結果を出典文献の所属機関情報で限定できるようになりました。

Alert と Saved のアイコン変更

Alert (アラート) と Saved (保存) との識別が容易になるよう画面右上のアイコンを分け、各項目にダイレクトにアクセスできるようになりました。History (履歴) は Alert または Saved アイコンをクリックし、画面左側にある History メニューから表示するか、検索トップ画面下にある View all search history リンクから表示します。