STNext - ヒット構造のハイライト、構造表示の改善、検索式の自動作成、ダウンロード・レポート機能の強化
2019年10月2日(水)
STNext は Classic STN のすべてのコンテンツにアクセスできる Web インターフェースです。
このたび、STNext で下記の強化が行われました。
ヒット構造のハイライト
REGISTRY, MARPAT ファイルで構造検索の結果を表示した際に、ヒット部分の構造がハイライトされるようになりました。また、REGISTRY ファイルで構造検索した結果を CAplus ファイルにクロスオーバーした後、HITSTR 表示形式で回答を表示した場合も、ヒット部分の構造がハイライトされます。
構造質問式
回答の表示例
下記の場合はヒット構造がハイライトされません
- コマンド作図した構造質問式を利用した場合
- 複数の構造質問式を利用した場合 (例 : S L1 AND L2 SSS FULL)
- 保存した構造質問式を利用した場合
- 保存した回答を呼び出した場合
- Assembled 表示ではない場合 (MARPAT ファイル)
- サブセット検索で、母集合作成のために使用した構造質問式の構造
構造表示の改善
REGISTRY, MARPAT ファイルで構造表示が改善され、従来よりも見やすくなりました。
REGISTRY ファイルの構造表示の改善例
- 分割表示されていた大きな構造が一つに
- 表示不可 (*** STRUCTURE DIAGRAM IS NOT AVAILABLE ***) だった構造が表示可能に
- ショートカット記号を構造で表示
- 結合部を @ で表示
- 末端基なし SRU ポリマーの末端部分を * で表示
表示例はこちらをご覧ください。
MARPAT ファイルの構造表示の改善
- Assembled 表示の改善
- FQHITEXG, QHITEXG 表示形式で表示される Additional displayed G-groups をより詳しく表示
検索式の自動作成 (Convert to Script)
特許番号や CAS 登録番号 (CAS RN®) などのリストから、検索式を簡単に作成できる機能が搭載されました。
作成手順はこちらをご覧ください。
作成手順はこちらをご覧ください。
ダウンロード・レポート機能の強化
Transcript のダウンロード形式が追加・変更されました。
- PDF (Compressed) : 圧縮形式の PDF (ZIP 形式でダウンロードされます)
- RTF (Compressed) : 圧縮形式の RTF (ZIP 形式でダウンロードされます)
- Text (Plus Image Files) : 従来 "ZIP" と表示されていた形式