概要
セラミックス相図データベース PHASE 5.2 の概要
ACerS-NIST Phase Equilibria Diagrams Database Version 5.2:PHASE 5.2
2024年4月最新版 リリース!!
製作 | The American Ceramic Society (ACerS、米)、NIST (米) |
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内容 | セラミックス、無機系材料の名称、相図 (状態図)、各相の化学式、書誌情報など |
件数 |
33,000件以上 (うち解説文付きの相図:20,708件) |
利用・契約形態 | USB 版(ローカル・インストール) Windows 10/11 (64bitのみ) RAM 2 GB, HDD 4 GB, CPU 1.87 GHz以上 買取型(アップグレード料金設定あり) web 版 Windows, Chromebooks, macOS, Linuxなど(推奨ブラウザ:Chrome, Firefox) 年間定額契約 |
特徴
- セラミックスおよびガラスの組成物、原材料、塩、ならびに、鉱物を含む無機材料に関する重要な情報と解説文を有する、33,000件の相図を収録した世界最大級のデータベース
- 強力でユーザフレンドリーな検索インターフェース
- 高品質で印刷可能な図表と解説文を PDF に出力(こちらをご覧ください)
- 組成軸の単位 (モル%または質量%) の選択が可能な相図表示ソフトが付属
セラミック系の相平衡を理解することが、耐火物、ガラス、その他の高温技術における材料の使用と開発において重要です。相図から、高温または高圧環境におけるセラミックまたはガラス成分の処理および使用の制約に関する疑問に対するヒントを得ることができます。相図の使用と解釈文に関する紹介文については、F.P. Hall、H. Insley、E.M. Levin、H.F. McMurdie および C.R. Robbins の General Discussions of Phase Diagrams をダウンロードしてください。
詳細な機能紹介はこちら
収録対象となる主な材料系
セラミックス相図データベース PHASE は、無機材料の組成、相構造、および、相転移温度に関する世界最大級のデータベースで、以下の材料系を中心に収録しています。金属や合金以外の無機材料の相図を幅広く収録していることが特長です。
- 酸化物系および酸化物を含む混合系(用途:電極、触媒、エレクトロセラミックス、磁気抵抗器、サーミスタ、コンデンサー、核燃料/廃棄物、イオン伝導体など)
- 硫化物やセレン化物などのカルコゲナイド(用途:熱電、オプトエレクトロニクス、太陽光発電など)
- 窒化物やヒ化物などのプニクチド系(用途:光学材料、センサー、検出器、太陽光発電など)
- U, Th, Pu, Ce, Eu, Gd 含有アクチニドおよび希土類系(核物質研究用や発光用など)
- モリブデン酸塩やバナジウム酸塩などのオキシカチオン系
- 半導体 – Si, Ge, Sn
- 第 13 族元素系 – B, Al, Ga, In, Tl
- 第 14 族元素系 – 高温系に使われる炭化物、ケイ化物
- ガラス系 – ケイ酸塩、ホウケイ酸塩
- 塩と鉱物