機能紹介
標準装備のソフトウェア
次の 4 つのプログラムをインストールできます。
MS Search Ver. 3.0
ライブラリー中の質量スペクトルや GC の RI 値を、化合物名や分子量、分子式、ピーク位置、化学構造、CAS登録番号(CAS RN®)、測定方法などから検索するためのプログラム。測定した質量スペクトルについて、ライブラリー中のスペクトルと照合可能。構造未知の質量スペクトルについては、構造決定に利用可能。
MS Interpreter
質量スペクトルと化学構造情報から、前駆体イオン、フラグメントイオンやフラグメンテーションにより離脱した中性分子 (ニュートラルロス) の構造を推定するためのプログラム。
同位体分布を考慮した質量スペクトルを計算するためのプログラムである Isotope Calculator と任意の分子量に対応したフラグメントやニュートラルロスを計算・表示できる Formula Generator が含まれています。
Automatic Mass Spectrometry Deconvolution and Identification System (AMDIS)
GC/MS 測定データについて、各保持時間の質量スペクトルを基に、観測ピークのデコンボリューションを行うためのプログラム。
複数の成分が単一の GC ピークとして重複して観測される場合でも、それぞれの成分の MS スペクトルを抽出し、同定することができます。
Lib2NIST Converter
お手元の質量スペクトルの測定データや in-house データ(mgf, msp, dta, pkl, JCAMP, mzXML, mzData, MS/MS file, KCF)をNIST MS Searchで利用できるフォーマットに変換するためのプログラム。
変換後のデータをNIST MS Searchに読み込むことで、 NIST MS Search内で自身のライブラリを作成可能。
逆に、標準装備のNIST MS SearchからNIST23 のスペクトルデータのエクスポート、および、他のファイル形式への変換はできません。他社の質量スペクトル解析ソフトウェアでNIST23のデータを使用したい場合は、解析ソフト対応版をお買い求めください。
データ形式
NIST23のデータは下記の形式で提供されます。解析ソフト対応版の場合、インストール時にデータ形式を選択でき、現在および従来の多くの質量分析データシステムと互換性があります。
データ形式 | 対応機器メーカー | ソフトウェア |
NIST23 |
NIST23 |
|
---|---|---|---|---|---|
Agilent ChemStation | Agilent | ChemStation | - | ● | |
Agilent MassHunter | MassHunter | - | ● | ||
Agilent PCD | PCD | - | - | ||
PerkinElmer TurboMass | PerkinElmer | TurboMass | - | ● | |
Shimadzu GCMSsolutions | Shimadzu | GCMSsolutions | - | ● | |
Thermo Xcalibur™ | Thermo | Xcalibur™ | - | ● | |
Waters MassLynx | Waters | MassLynx | - | ● | |
NIST MS Search | NIST | MS Search | ● | ● | |
Agilent | OpenLab | ● | ● | ||
Thermo | Chromeleon™ | ● | ● | ||
TraceFinder™ | ● | ● | |||
Bruker | MS Workstation | ● | ● | ||
Chromatec | Analytic | ● | ● | ||
Leco | ChromaTOF | ● | ● | ||
JEOL | msFineAnalysis | ● | ● | ||
Scion | MS WorkStation | ● | ● |