CAS 登録番号サービス

適用される命名基準が異なります。

• 化学物質命名サービス：CAS 命名法 (CAS の定める命名基準) に基づいて CA 索引名を付与

• IES サービス：CAS 命名法および米国有害物質規制法インベントリ  (TSCA Inventory) の要求事項に沿った CA 索引名を付与

例えば、IES サービスでは 2%以下のポリマー成分について、ポリマー名称に反映するか否かを選択可能なのに対して、化学物質命名サービスでは量によらず全ポリマー成分がポリマー名称に反映されます。

サービス選択は目的に応じて行ってください。いずれのサービスも、ご希望に応じて CA 索引名に対応する CAS 登録番号 (CAS RN®) を付与します。

• IES サービス：TSCA に基づく米国環境保護庁 (EPA) への届出、米国以外への輸出申請等で、IES レポートを要求される場合

• 化学物質命名サービス：上記以外

CAS Registry Lookup サービスをご利用ください。
CAS 登録番号 (CAS RN®) を管理する CAS の化学物質データベースである CAS REGISTRY ファイルから情報を取得しますので、国際一般名 (International Nonproprietary Name: INN) や米国一般名 (United States Adopted Names: USAN) の申請にもご利用いただけます。

CAS 登録番号 (CAS RN®) は CAS が管理する化学物質データベース (CAS REGISTRY) で付与されている番号です。CAS SciFinder® や CAS STNext® など、有償サービスの契約がないと閲覧できません。
Web 検索では、全ての CAS RN® を網羅することはありませんし、得られる情報が正確である保証もありません。
有償サービスのご契約がない場合は、CAS Registry Lookup サービスをご利用ください。CAS の担当者が CAS REGISTRY の検索を代行いたします。

目的に応じて、IES サービスまたは化学物質命名サービスをご利用ください。その結果を過去の結果と比較することで、同じであるかどうかを判断できます。

以下を目安として、サプライヤー及び代行企業の間で対応方法について事前にご検討・ご調整の上、記入をお願いします。
弊協会ならびに CAS は、サプライヤー及び代行企業の間で依頼方法についての事前合意がなされている前提であるものとします。

CAS 登録サービス注文書：弊協会が代行企業へのご連絡ならびにご請求に使用します。

• ご担当者：代行企業のご担当者。弊協会（ならびに CAS） からのお問い合わせにご対応いただく方としてください。

• ご請求の宛先：宛先住所が日本国内であれば、代行企業・サプライヤーのいずれでも可能です。

Order Form：サービス申込書に該当します。代行企業が弊協会を通じて CAS に提出します。

• [1] CUSTOMER REQUESTING INFORMATION：多くの場合はサプライヤー情報を記入します。代行企業情報の記入も許容されます。

• [2] ALTERNATE CONTACT：[1] にサプライヤー情報を記入した場合は、代行企業情報を 記入します。それ以外は記入不要です。

[1] に代行企業情報を記入した場合、サプライヤーが調査結果に関して CAS に（日本からのご依頼は JAICI を経由して）問い合わせを行いたい場合には、必ず代行企業を通していただくことになりますので、ご了承ください。

IES サービスをご利用ください。

いいえ、当サービスでは、CAS の命名基準に基づいて CA 索引名 (CA Index Name) を付与します。CA 索引名は英語であり、日本語の化学物質名を含みません。

できません。
CAS 登録番号 (CAS RN®) が付与されると、例外なく化学物質データベース (CAS REGISTRY) に物質情報が収載され、検索により情報が閲覧できる状態になります。

出願が完了してから CAS 登録番号 (CAS RN®) を取得されることをお勧めいたします。CAS RN® が付与されますと、化学物質データベース (CAS REGISTRY) に登載されますので、公知となる恐れがあります。

最終回答が CAS から送付される段階で CAS REGISTRY へレコード登載された状態であり、CAS STNext での検索が可能です。CAS SciFinder での検索には、さらに 1 週間程度を要することがあります。

化学物質命名サービス、IES サービスのいずれにおいても、この場合、2 つのケースが考えられます。
異なる複数の物質を単に混ぜ合わせた（ブレンドした）混合物は、1 物質とはみなされず、構成成分がそれぞれ個別に命名されます。IES サービスでは 構成成分の数に応じた費用がかかります。
反応混合物の場合、すべての出発物質の構造が同じ系の中に存在する各生成物の構造に含まれていれば、反応生成物として 1物質での登録が行えます。

ドラフトチェックでの確認対象外です。お申込みをお願いします。
ご要望の「新規かどうかを判断」は、CAS での調査内容に該当します。
ドラフトチェックは、書類の不備を確認するもので、提示情報の過不足や、書式の誤りなどを拝見しています。ご依頼物質の新規/既存の判断から名称付与まで、すべて CAS が調査を行います。

別ファイルで作成してください。書式は任意です。

出発物質の CAS 登録番号 (CAS RN®) は必須情報です。
不明の場合は、その出発物質の合成経路を遡り、CAS RN® がわかる物質を出発物質として、そこから反応経路を記載してください。

他の依頼者と明らかに区別できるようなもの（英数20文字以内）を推奨しています。
基本的に unique substance identifier が化学物質名に反映されることはありませんが、生物工学産物などの場合はその限りではありませんのでご注意ください。

いいえ、必須ではありません。
いずれも名称に含めたい場合にはご提示ください。

各中間生成物の単離有無の情報も必要です。単離する場合は "Isolated"を、単離しない場合は "Not isolated" を代表構造の脇に記載ください。 

残念ながらできません。
同時に発注した全ての物質の調査結果が揃いますと、最終回答が届きます。
お急ぎのお申込の場合には、構造の類似した物質でまとめた上で、1 件につき 3～4 物質程度に絞って分割発注することをお勧めいたします。

残念ながらできません。
ご依頼者自身が原因で依頼物質の情報に誤りがあった場合、調査結果の修正へは対応いたしません。新たに修正後の情報でサービスをお申し込みください。なお、調査完了前であれば提出情報を修正できます。

お問い合わせフォームに、JAICI ID または Order Number (最終回答書に記載されています）および質問内容を明記の上、お問い合わせください。

こちらをご参照ください

別ファイルに必要情報をすべてまとめ、添付してください。
その場合、PMN form 自体への記載事項がなければ、PMN form の提出は不要です。

出発物質の CAS 登録番号 (CAS RN®) は必須情報です。
不明の場合は、その出発物質の合成経路を遡り、CAS RN® がわかる物質を出発物質として、そこから反応経路を記載してください。

同一のご依頼においていずれか一方に統一されていれば、①②いずれも許容されます。

いいえ、必須ではありません。
記載可能な範囲で記載してください（未測定でもかまいません）

各中間生成物の単離有無の情報が必要です。単離する場合は "Isolated"を、単離しない場合は "Not isolated" を代表構造の脇に記載ください。 

はい、米国環境保護庁（EPA）ガイドラインに則って、PMN form Page 4a に出発物質と製造方法の提示が必要です。

残念ながらできません。
同時に発注した全ての物質の調査結果が揃いますと、最終回答が届きます。
お急ぎのお申込みの場合には、構造の類似した物質でまとめた上で、1 件につき 3～4 物質程度に絞って分割発注することをお勧めいたします。

残念ながらできません。
ご依頼者自身が原因で依頼物質の情報に誤りがあった場合、調査結果の修正へは対応いたしません。新たに修正後の情報でサービスをお申し込みください。なお、調査完了前であれば提出情報を修正できます。

お問い合わせフォームに、JAICI ID または Order Number (IES レポートに記載されています）および質問内容を明記の上、お問い合わせください。

当該ファイルを Red Marks ファイルと呼びます。「EPA  へ TSCA 申請する場合に、CAS からの指摘部分（赤字）を反映させた内容にて提出するように」という CAS からの指示です。
IES サービスご注文時に提出いただく書類 (PMN form) は、お客様が実際に EPA へ TSCA 申請する際の書類の一部を流用しています。
調査の経緯で質疑などを通じて発生した変更や誤記載などを赤字で修正し 、Red Marks ファイルとして、IES レポート (CA 索引名・CAS RN) とは別に、追加でご提供します。IES レポートには "X" のチェックが付されます。
Red Marks ファイルの送付がなければ、お客様が提出した PMN form の記載内容はそのまま TSCA 申請時に転記いただけます。

必ずしも有効とは限りません。
化学物質命名サービスでは、お客様からご提示の情報に基づいて、CA 索引名と CAS 登録番号 (CAS RN®) が付与されます。結果として得られた CA 索引名と CAS RN® が TSCA Inventory の命名基準に適合している場合には PMN 申請に利用することができます。
しかし、物質によっては、化学物質命名サービスとIESサービス間で得られる CA 索引名が異なる場合があります。
例えば、ポリマーについては両サービスで命名基準が異なるため、化学物質命名サービスで得られたポリマーの CA 索引名が PMN 申請に無効となる場合があります。

TSCA Inventory の基準に合致している限り、PMN 申請にも有効です。もし合致しなければ、米国環境保護庁 (Environmental Protection Agency: EPA) により拒絶されることになります。

適否につきましては EPA に直接お問い合わせください。

必須ではありません。
PMN 申請に必須な情報は、物質の CA 索引名です。CAS 登録番号 (CAS RN®) が付与されますと、物質の情報は CAS の化学物質データベースである CAS REGISTRY ファイル上で検索可能となります。物質情報を機密にしたまま PMN 申請をされる時は、CA 索引名のみをご申請ください。

必須ではありませんが、推奨されています。
IES レポートを添付すると物質名が原因で申請却下となるリスクがなくなります。

申請できます。
整合性を保つために、最初に CA 索引名のみを取得して TSCA 申請を行っておくのが望ましいです。
追加調査料金と手間はかかりますが、後日、同物質に対して同じ申請書を用いて CAS 登録番号 (CAS RN®) を追加取得することができます。

弊協会では TSCA 申請代行業務は行っておりません。
CA 索引名と CAS 登録番号 (CAS RN®) の取得の代行までを行っております。
TSCA 申請につきましては、代行業者のご紹介が可能ですので、お問い合わせください。

CAS および弊協会ではわかりかねます。米国環境保護庁 (Environmental Protection Agency: EPA) にお問い合わせください。

CAS の化学物質データベースである CAS REGISTRY ファイルに収載されている内容です。
CAS 登録番号 (CAS RN®)、CA 索引名、その他の名称、分子式、化学構造などです。希望すれば配列情報を含めることもできます。

いいえ、できません。
化学構造式から CAS 登録番号 (CAS RN®) や化学物質名の調査を希望される場合は化学物質命名サービスをご利用ください。

ご利用サービスや、オプションの有無により異なります。詳しくはお問い合わせください。

• 化学物質命名サービス： 調査時間単価に基づく料金（30 分単位）

• IES サービス：物質単価（2 種類) に基づく料金（＋場合により追加調査料金）。特急オプション (Super Rush) 料金設定あり

• CAS Registry Lookup サービス：検索単価に基づく料金

いいえ、CAS 担当者がその物質に関する調査に要した時間です。

見積書は単価ベースでの発行となります。
調査時間に基づく課金があるため、調査完了までは料金が確定しません。
見積書は、PDF で発行し、メールに添付してお送りしますが、ご希望により郵送にも対応いたします。

見積書をご依頼の際は、以下の情報をお知らせください。

• 見積送付先情報（社名、部署名、宛名、メールアドレス）

• ご利用サービス

• 物質数

• IES サービスの場合、次の情報
  - 物質の種類（構造が確定している＝Class 1、それ以外＝Class 2)
  - 特急オプション (Super Rush) の要否

いいえ、かかりません。
CAS 登録番号 (CAS RN®) 付与の要否や物質の新規/既存によらず、化学物質命名サービスは調査時間、IES サービスは物質数と追加調査時間で課金されます。
ただし、IES サービスで、CAS RN® を付与せず一度結果を取得し、後日 CAS RN® を別途付与したい場合には追加調査料金が発生します。

ご提出いただいた化学物質情報について、容易に解決できないようなエラー、データ不足、記載事項の不一致などがあって調査に時間を要した時に、CAS の判断で適用されます。

担当する化学者と要求される知識が異なる点や、調査時間の差などに起因します。
IES サービスを担当するには、CAS の物質登録の知識に加えて TSCA Inventory の規則にも通じている必要がある上、調査時間も化学物質命名サービスに比べて多く必要です。
IES サービスでは 1 物質当たりの基本料金は一定です。ただし、追加調査費用が加算される場合もあります。
化学物質命名サービスの料金は CAS の化学者が調査に要した時間によって決まりますので、物質の数と難易度によって変わります。一般に複雑な物質になると、調査時間が長くなります。

CAS での所要日数は以下のとおりです。

• IES サービス（特急オプションなし）、化学物質命名サービス：受注より 10 営業日※
• IES サービス（特急オプションあり）：受注より 3 営業日※
• CAS Registry Lookup サービス：受注より 24 時間 （＝翌営業日）

※ただし、CAS からの連絡が質問だった場合は調査完了とはならず、回答をCASへ返送してからさらに同日数が加算されていきます。

時差や週末が加わりますので、平均的な日数は下記のとおりです。

• 化学物質命名サービス：約 2 週間～ 1 ヶ月
• IES サービス (特急オプションなし)：約 2 週間～ 1 ヶ月
• IES サービス (特急オプションあり)：約 1 週間

CAS に発注後の場合、作業に要した時間に応じた費用、またはキャンセル料がかかります。

お問い合わせいただいた時点で CAS が内部で定める文書保存期間内であれば、以下の条件をすべて満たす場合に限り、有償にて再発行可能です。 

• 弊協会を介したお申込であること

• ご依頼時の "Order Number" とご依頼者情報を提示できること

• 再発行依頼者が当時のサービスご依頼者本人であること。ただし、ご依頼者が異動・退職等で在籍しない場合は、当時のご依頼者氏名（および所属）を提示でき、再発行依頼者との関係（同一所属であること）を説明できること

なお、CAS による文書保存期間は非開示ですので、最終回答書が再発行可能かどうかの事前回答はできかねます。ご了承ください。 

はい、可能です。
ただし、以下の情報が必要です。

• JAICI ID （受注メールに記載されています） または Order Number (最終回答書に記載されています）

• ご依頼者情報（会社名・住所・氏名・メールアドレス）

• ご請求先がご依頼者と異なる場合は、ご請求先情報

いいえ、不可です。CAS はホームページにて本サービスにおける秘密保持ポリシーを提示しておりますので、当内容へのご同意を前提としてサービスをお申込みください。

• IES サービス Is this service confidential?
• 化学物質命名サービス 11. Is this service confidential?

また化学情報協会は CAS との契約に基づいて、CAS 登録番号サービスに関して、CAS と同等にお客様からの機密情報を取り扱っております。